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インバウンドは回復するか?日本の新型コロナウイルスの対応と海外の評価

新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年2月以降、日本政府の新型コロナウイルスへの対応は諸外国から非難を浴び続けました。しかし、2020年5月になると、諸外国は日本の新型コロナウイルス対策は成功したと、掌を返すようなコメントを掲載し始めます。入国規制などで急激に落ち込んだインバウンド需要ですが、これからどのような未来が待っているのでしょうか。

インバウンドが急回復する可能性は十分ある

日本政府観光局が発表している2020年の訪日外客数ですが、前年度比で3月は-93.0%、4月は-99.9%という目を疑うような落ち込みになりました。ここからインバウンドを回復させるためには、観光の在り方を根本的に見直す必要があります。

井上岳一著の日本列島回復論には、「都市のグローバル化が進み、どの都市も『その国にしかない』ものが減ってきています」という記述がありました。これは、東京や京都などの都市を中心にした既存の観光から、地方にある古き良き日本観光という転換こそがインバウンド回復の鍵だと読み取れます。

地方観光のメリットは、いわゆる「日本らしさ」を楽しんでもらうだけでなく、コロナ対策として「3密」を避けてるという役割も果たしてくれます。オリンピック開催が延期になった今、来るべき日に備えて英語のメニューを提供したり伝統文化を楽しめるようにツアー内容を見直すことで、インバウンド回復の更なる起爆剤となるでしょう。

海外から見た日本の新型コロナウイルス対応の評価

上記を理由に欧米各国からは非難を浴び続けていました。ですが、現在では日本の感染者の死亡数が、欧米諸国と比べて極端に少ないという現象に多くの注目が集まります。「アジア諸国と欧米諸国の新型コロナウイルスは型が違うのではないか?」という推測もありますが、日本人の対応についての評価が徐々に高まってきています。

常にうがい手洗いを心がける、外出時はマスクをするという国民意識の高さ。握手やハグをせずにお辞儀をする日本文化。国内の施設や交通機関の清潔さ。日本は清潔な国として認識されていましたが、この高い国民意識がコロナ対策で大きな貢献をしたと、英国のガーディアン紙を含め各国のメディアで評価されています。

訪日観光客が安心して日本を満喫できる日が、一日も早く訪れることを願っております。