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ウィズコロナで活性化した巣ごもり消費 国内外の状況と動向は?

政府が発表した2020年4月~6月のGDP(国内総生産 季節調整値)はマイナス7.8%となり、年率に換算するとマイナス27.8%で戦後最悪の値と大きく落ち込みました。

世界各国でロックダウンや外出自粛制限となり、日本では旅行産業や外食産業などのサービス関連の厳しい状況が続いています。そのような中で注目されているのが、「巣ごもり消費」です。

巣ごもり消費とは、消費者が外出せず、自宅にてECを利用した買い物で生活を行うことを言います。

国内をはじめ諸外国で各業界の巣ごもり消費の需要に見込んだサービスの提供をスタートさせており、各企業でさまざまな取り組みが行われています。 ここでは、国内外で見られた巣ごもり消費の動きについてご紹介して参ります。

諸外国での巣ごもり消費の動き

各国における巣ごもり消費で需要が増えたのが、消毒液や食料品など生活必需品をはじめ、ゲームなどの娯楽や家電製品です。

アメリカでは、食料や生活雑貨、医薬品などを扱う大手小売企業のウォルマートやインスタカートなどが売り上げを伸ばしました。

ウォルマートと言えば、なんでも揃う巨大店舗が特徴ですが、Googleと提携しオンライン通販にも力を入れています。

続いては中国です。中国の特徴としては、コロナ流行でゲームやスマホなどデジタル商品の増加が見られましたが、巣ごもり消費でライブコマースと呼ばれる宣伝手法が拡大しました。

ライブコマースとは、インフルエンサーやタレントがライブ配信を行い、商品紹介をSNS上のLIVE映像を使って商品を紹介する手法です。

もともと人気を集めていた宣伝方法ですが、コロナによる外出自粛の為、中国国内では飛躍的な伸びを見せました。

LIVE配信中にリアルタイムで商品を見ながらコミュニケーションを取ることが受け、視聴者は対面販売のような臨場感を持ち、商品購入につながっています。

ライブコマース手法は日本でも浸透しつつありますが、コロナの影響で今後も伸びていく可能性もあるでしょう。

国内での動向は?

では、国内の巣ごもり消費の動向はどうでしょうか。やはり諸外国と同様、マスクなどの衛生商品の他、食料品や生活雑貨、ゲームソフト関連や家電製品などの需要が伸びています。

電化製品は空気清浄器やエアコンなどの空調関係を始め、オーブンレンジなどキッチン製品の他に、あまりの人気から転売による品薄状態となったゲームソフトなどは記憶に新しいでしょう。

もう一つ、巣ごもり消費に関連して需要が伸びた業界があります。外食が減った代わりにデリバリサービスやテイクアウト、惣菜などにより需要が増えた食品トレー容器業界です。

もともと衛生概念が強い日本では、コロナによる影響が長期化する中、表立った業種のほか、こうした関連の業界の業績の動向も気になるところです。

まとめ

今回は、コロナ禍における国内外の巣ごもり消費の動向についてご紹介して参りました。外で楽しめない分、家での娯楽や快適な環境づくりに関する業界の業績が伸びており、販売の方法も多様化してきます。

コロナ長期化により、今後も世界各国の企業では、巣ごもり消費を意識した商品開発の動向が進んでいくと考えられるのではないでしょうか。