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ウィルスの脅威から身を守るために必要なマスクが小売業界で賛否両論となっている理由

毎年冬になるとインフルエンザが流行します。マスクを用いて予防することはごく自然なことです。

ただ昨年末より中国で新型コロナウィルスが発生し、日本でも感染者が確認されています。

特に小売業関係者は中国の方と接客する機会があり、予防の意味合いを含めてマスクで対応している企業もあるのが現状です。

しかし、中にはウイルスの脅威が迫っていてもマスクの着用を積極的に行っていない企業が実在します。

どうしてマスク着用において『温度差』が生まれてしまうのでしょうか?

マスク着用について揺れる小売業関係者の心境

インフルエンザや新型コロナウィルスなどの予防に有効とみられるマスクは小売業に関して言えば、賛否両論状態となっている模様。

マスク着用に肯定的な意見、否定的な意見をそれぞれまとめてみました。

マスク着用に肯定的な意見

マスク着用の肯定的な意見について箇条書きに記しました。

  • ウィルスの飛沫感染を防げる
  • インフルエンザ等が流行していてうつらないためにマスクを着用すれば安心して接客できる
  • もし自分が感染していたらお客様にうつさずに済む

接客している客からクシャミが飛んだ時、マスクをしていれば顔の大部分は防げると思います。ただ目に直接入ってしまったらすぐに洗い流す必要があります。

また自分が風邪をひいたかもしれないと思った時に、他人にうつさない心意気や思いやりが日本人には多く見受けられるので、マスクは他人にうつさない意味でも広く使用されているのです。

マスク着用に否定的な意見

マスク着用の肯定的な意見について箇条書きに記しました。

  • 健康な状態で接客する人がマスクをつけるのは不自然
  • マスクをしている接客側の話している内容がお客様からは聞き取りづらい
  • 笑顔が見えない、信用性がないなどクレームが怖いから経営者側が後ろ向き

世の中にはたとえウィルスが蔓延していても笑顔が見えない接客にクレームを入れる人はごく少数ですがいます。

また従業員がマスクをしていると、話の内容が聞き取りづらい場合があり、それがお客様にとって有益な情報だったらそれを逃してしまうことにつながるのです

それを逃した客がクレームを入れて経営者を悩ませてしまうとしたら、経営者側は「マスク禁止」と言ってしまうのは仕方ないことなのかもしれません。

各企業が『利益』と『損失』のバランスを考えて判断している

結論から申し上げますと、マスク着用は各企業の『利益』と『損失』のバランスにおいてどうするのか決めていると言っても過言ではありません。

例えば携帯電話販売業や自動車販売業の方であれば、お客様と商談をして幾度も接客を行うので濃密に接する機会が多いです。こういった方々であればマスクが必要になるでしょう。

反対に小売業の中でスーパーの裏方などの仕事をしている人はお客様と接する機会が少ないのでマスクは不要という判断になる可能性があります。

実例で言うと小売業界大手イオンは従業員に『マスク原則禁止』の通達を出しました。しかし思った以上に内外から反発があったようで、今の新型コロナウィルス騒動でその通達の撤回が浮上しています。

逆に全国でかっぱ寿司のチェーン展開している カッパ・クリエイト株式会社は従業員にマスク逆用を義務付けました。

小売業界はこのようにマスク着用における判断が分かれているのです。

やはりその企業の『利益』と『損失』のどちらが優先されるのかによって判断が変わってくると言わざるを得ません。