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コロナ禍で外食産業の今後は?消費者が求める外食ビジョン

コロナ感染防止による外出制限で、外食産業や観光業は大きな打撃を受けました。外食産業ではテイクアウトやデリバリーサービスの開始など、アイディアを駆使し、この苦境を乗り切ろうと努力しています。

今後もコロナによる影響は長引くと考えられていますが、サービスが多様化する中で、外食産業に求められるものは、何なのでしょうか。

コロナ禍の今、消費者が外食で求めるもの、外食産業の未来についてまとめました。

低価格より特別感

若い年齢層に人気の洋食系某ファミリーレストランが2つの異なる主旨のキャンペーンを行いました。

1つは従来メニューであるハンバーグステーキを200円程下げ、ライス付でも約400円という破格の価格でセットメニューを提供しました。

若い年齢層に焦点を当てた取り組みでしたが、思うように客足は伸びず、売上回復には至りませんでした。

2つ目は、1つ目とは対照的にソースにも食材もこだわった高級感のある牛のステーキで、値段もファミレスとしては高めの約1500円です。こちらは飛ぶように売れ、手ごたえが有ったことを感じます。

上記の内容から言えることは、外食時に求められるのは特別感であり、非日常です。コロナ禍で旅行など遠出が出来ない分、より家庭では味わえない素材や高級感、特別感を求められる傾向がうかがえました。

外食の価値とは何か

食事の素材や味だけではなく、接客サービスや食器、盛り付け、BGMや雰囲気などを総合的に楽しめるというのが、外食の醍醐味です。

レストラン等の店内で食事を楽しむ外食に対し、家で手作りした食事を摂ることを内食、その中間であるお惣菜やデリバリーを購入し、自宅などで飲食することを中食といいます。

コロナ以前より、外食産業のEC化は進んでおり、オンライン通販技術や宅配サービスの向上で利用者が増え、自宅で店舗の味が楽しめるようになってきました。

さらにコロナ禍で店内飲食サービスの停止や休業要請など、深刻な経営状況を打破すべく、店内飲食オンリーだった飲食店が消費者の求めるニーズに合わせ、デリバリーサービスやテイクアウトをスタートさせるなど、サービスの多様化が見られます。

こうした形式はアフターコロナでも定着し、より複雑化することも考えられます。会社を継続させるには、状況に応じて対応できる柔軟性と体力を持つことが必要と言えるでしょう。

進化する外食ビジョン

外食は、非日常を求める空間であることは変わりなく、コロナの影響で頻度は減らしつつ、衛生面に気をつけて外食を楽しもうという動きはみられます。

アフターコロナでは、デリバリーやオンライン、店舗利用など多角化した営業活動が定着し、さらに消費者の求める形へと進化していくと考えられるでしょう。

まとめ

今回は、コロナ禍における外食産業の今後についてご紹介して参りました。外食産業を取り巻く状況の厳しさはしばらく続くと思われますが、食に対する欲求は尽きる事はありません。

外食で求められることは、非日常です。そのことを踏まえつつあらゆる方面から消費者のニーズに応えられる柔軟性を持つことが、アフターコロナ後の外食産業の発展につながるのではないでしょうか。