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ドラッグストアで売り切れ状態が続くマスクの原価と利益について解説

毎年インフルエンザが流行る冬の時期によくマスクが売れ、人々がマスク姿で歩いている様子が垣間見えます。

しかし今年になって中国発の新型コロナウィルスが猛威を振るい、日本でも感染の不安が広がっているのです。

その不安を払拭しようとドラッグストアにはマスクを求めて人々が買いあさり、品切れ状態となってしまいました。

そもそもマスクの原価はいくらなのでしょうか?また売れた時の利益はどれくらいなのでしょうか?

新型コロナウィルス騒動の影響で日本中のマスクが品切れ状態に

今年に入ってからマスクが急激に売れすぎて、ドラッグストアではマスクが完売状態となっています。

その理由は新型コロナウィルスがヒトからヒトへ感染するウィルス性へ変貌し、未だにワクチンが出来ていないことが要因の1つにあるからです。

そして日本国内で新たな感染者がニュースで報じられるたびに、不安の払しょくと予防意識から想定外なほどマスク需要が高まり、マスクが完売してしまうほどドラッグストアではうれしい悲鳴が聞こえてくるでしょう。

気になるマスクの原価と利益について

ではマスクの原価と利益はどれぐらいなのか順に解説していきます。

マスク1枚あたりの原価はいくら?

一般的に中国の工場で生産されたマスク1枚あたりの原価は5円と言われています。また日本製であっても店によって変化する定価の5%以下が原価であるとも言われています。

例えば50枚入の箱入りマスクだと1枚あたりの原価を算定すれば250円というイメージです。

ただ、ハンドメイドで作成した洗えば何度でも使える子ども用マスク等だともう少し原価は膨らみます。

マスクが売れた時における一般的な利益と例外的な利益

日本有数のマスクメーカー『ユニ・チャーム』が販売しているマスクのほとんどには希望小売価格がオープンプライスとなっているため、実質的に店側がそれを仕入れて独自の判断で販売価格を決めていることが多いです。

例えば、ユニ・チャームの超快適マスク普通サイズ7枚入りの価格がを店側が税込みで400円(仮にマスク1枚あたりの原価は定価の5%相当とする)で販売したとします。

それが1つ売れればマスクの原価を引くと、

400-20×7=260円

これが利益の一種である粗利となります。

ここまでが一般的な利益と考えますが、中には例外が存在するのです。

今回の新型コロナウィルス騒動がこれに該当し、マスクの価値が通常時(インフルエンザ流行の時期も含む)よりも遥かに高まっています。

先ほどとは違い、Amazonやフリマアプリなどに出品している人がマスクに対して異常な価格設定を施しているのです。

例えば、ダイソーで売られている不織布マスク普通サイズ30枚入りは通常ですと税込み110円で買える代物に対し、マスク不足に乗じて700円で出品するケースがあります。さらにこれが20個セットで15,000円という破格な設定をしたにもかかわらず、購入された形跡が確認されています。

これは需要と供給の関係性が大きいわけですが、一定の供給に対して需要があまりにも高く、相対的にモノ1つの価値が異常はほどに高まり、あまりにも暴利な価格設定をしても購入希望者がいる限りマスクが売れていくことになるのです。

倫理的な観点を度外視すると、資本主義の経済形態をうまく利用したやり方だと言わざるを得ないでしょう。