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ドラッグストアのネット販売は儲かる?ドラッグストア業界の今後の動向を解説!

多くの場所で見かけるドラッグストア。平成26年の薬事法改正により、多くの薬がネット販売されるようになった。

今では店舗のみならず、ネット販売もしているドラッグストアも多い。しかし、ドラッグストアのネット販売は儲かるのか、という疑問の声も上がっているが、結論から言えば儲かる。

ドラッグストアがネット販売で儲かる理由と今後の動向をみていこう。

ドラッグストアのネット販売が儲かる理由

ドラッグストアで扱っている商品の中でも、薬や化粧品は粗利益が高い。一般的な薬や化粧品の粗利は、約35~45%になるものもある。スーパーで扱っている食品などの粗利は約25~30%なので、その粗利益の高さがわかるだろう。

また、薬や化粧品はほとんどが小さいサイズなので配送料が安い。粗利益も高く、配送料が安いためネット販売で配送料を無料にしても利益がでるのだ。

したがって、ネット販売で薬や化粧品などの高い粗利益で、配送料が安い商品を売っている分には儲かる。

薬品のネット販売のメリットとデメリット

薬などのネット販売を行う上で、客側のメリットも大きい。手軽に利用でき、他人の目が気になる水虫やデリケートゾーンの薬品も購入しやすい。

しかし、処方箋や劇薬などの要指導医薬品は、販売してはならないことや、安全性の確保が難しく、ひとりひとりに合った提案ができないといったデメリットもある。

そういったデメリットがありながらも、ネット販売を導入している企業が多いのは、やはり手軽に利用でき、粗利益も高いというメリットの方が大きいからであろう。

ドラッグストアで食品を扱う理由

ドラッグストアでは、食品や生鮮食品などを取り扱う店舗が多い。その理由の一つとして、薬品のネット販売の波に押されている傾向がある。

ネット販売をしているドラッグストアの中には、店舗を持たずにネット販売に力を入れている企業も多い。

そういった、ネット販売に力を入れている企業への対抗力を持たない企業は、食品を取り扱うことにより、集客に結びつけている。

ドラッグストアで売られている薬や化粧品の粗利益が高いため、他のスーパーよりも食品を安く提供できる。安い食品を買いに来た客に、粗利益の高い薬や化粧品も一緒に購入してもらおうという戦略だ。

ドラッグストア業界の今後の動向は?

今後、ドラッグストアのネット販売は広がっていくのかといわれると、そういったわけでもないといえる。

処方箋や劇薬などの要指導医薬品は、法改正が行われないと販売できない。また、生鮮食品や賞味期限の短い食品はネット販売に不安を持っている消費者も多い。

そういった流れの中で、経済産業省のセルフメディケーション推進に向けたドラッグストアのあり方に関する研究会では、「買い物弱者への対応」に力を入れ、今までの「集客型」のサービスから「接客型」のサービスへの意向が求められている。

厚生労働省は、医師不足の現状をもとに「かかりつけ薬剤師」、「かかりつけ薬局」機能の充実を期待している。

これらの事情を踏まえると、ドラッグストア業界はネット販売での集客サービスよりも、ひとりひとりを接客して販売する対面型のサービスの方が必要となってくるのではないだろうか。