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商業リーシングの常識(1)賃貸借契約の種別について

普通建物賃貸借契約か定期建物賃貸借契約か?

どちらの契約においても、契約期間が定められるのが通常です。契約満了時の取り扱いがそれぞれのケースで異なります。

■普通建物賃貸借契約

 賃貸借期間の満了で、賃貸借契約を終了させることも、更新をすることも可能。

■定期建物賃貸借契約

 賃貸借期間の満了によって、賃貸借契約は終了。継続して賃貸借したい場合は、 再契約をすることが必要。

下記の点が重要なポイントとなります。

テナント:定期建物賃貸借契約では、せっかくビジネスがうまくいっていても、再契約できないリスク、賃料を増額しないと再契約できないリスクがある。

オーナー:築年数が経過して、10年くらいの時間軸で建て替えを想定しているケースや、賃料マーケットが停滞しているケースで、一時的に賃料を減額してでもリーシングしたいケースなど、オーナーにとってはメリットも大きい。

もっとも、築年数が浅い案件などにおいて、賃料負担力の高い優良テナントの誘致のために、あえて普通建物賃貸者契約+一定の解約不可期間の設定といった戦略をとることも有効といえます。

次回は、とかくトラブルになりやすい中途解約について、ご説明いたします。