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大型スーパーに負けない!ミニスーパーの商品戦略のポイントは差別化にあった

人口の減少や都市部の人口集中でコンパクトシティ化している昨今では、ミニスーパーの需要が高まっています。

コンビニ程度しか広さがないミニスーパーが大型スーパーに勝つためには、商品の絞り込みが重要な鍵です。

今回は商品戦略にスポットを当て、立地によるミニスーパーの出店の可能性を紐解いていきましょう。

SM型かコンビニ型か

ミニスーパーは、生鮮や惣菜がよく売れるSM(スーパーマーケット)型の店舗と、飲料や嗜好品がよく売れるコンビニ型の店舗に分けられます。

SM型とコンビニ型では商品のニーズが異なるので、まずはリーシングしようとしている立地が、どちらのタイプのニーズがあるエリアかを分析することが重要です。

SM型の場合は、店内調理を売りにした惣菜を充実させる、有機野菜のみを取り扱うなど、大型スーパーにはできないことで差別化しています。

コンビニ型の場合は通常のコンビニでは買えないような、海外の珍しい飲料を並べてみたり、珍しいお菓子を置いてみたりすることで差別化をおこないます。

顧客ニーズの深堀りは必須

店舗に訪れるであろう顧客ニーズの深堀りをすることで、大型スーパーの収益性に負けない店舗が成り立つ可能性があります。

たとえば想定の利用顧客を「高付加価値志向」「利便性志向」「健康志向」「価格志向」の4つに分類し、どの客層が多いかを深堀りしていく中でどちらのテナントがマッチしているかを考えます。

さらに、単身者が多いのか、ファミリー層が多いのかという点にも注目が必要です。

ミニスーパーは商品を陳列できるスペースが狭いので、商品数が限られてしまします。そのため、顧客のニーズをピンポイントで狙う必要があるのです。

実際のミニスーパーから見る事例

ミニスーパー、ドラッグストア、コンビニの垣根がなくなっている中50坪前後で成り立つフォーマットとして、ミニスーパーの誘致はねらい目かもしれません。

以下に、実際にある個性的なミニスーパーをご紹介します。

ナショナル麻布スーパーマーケット

東京に3店舗を展開しているミニスーパーで「パスポートなしで行ける海外」をコンセプトに、日本のスーパーやコンビニでは見かけない商品が陳列されています。食品のみならず、ハロウィンやクリスマスといったイベントごとのパーティーグッズも充実。

各国大使館が近隣にある立地条件から生まれた、国際色豊かなミニスーパーです。

成城石井

171店舗を展開している成城石井は、一流レストランの元シェフたちが開発に携わり調理もする、本格派惣菜やスイーツを売りにしているミニスーパーです。

バリエーションが豊かで、納得できる価格帯が人気の秘訣といえるでしょう。