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小売業のマーケティングに使える心理学―ザイオンス効果編―

小売業を営む方にとって、顧客心理を掴むことは売上を伸ばすことに直結します。今回は、行動心理学の観点から「ザイオンス効果」をマーケティングに取り入れる方法をご紹介しましょう。

ザイオンス効果とは

見る回数や接する回数が多いほど、その対象に好感を持つようになる効果のことです。日本では「単純接触効果」と呼ばれることもあります。

まったく興味がなかったものでも、何度もテレビやCMで見かけて気になりだしたり、とくになんの感情も持っていなかった人でも、毎日顔を合わせるうちに好意を抱くようになっていたり。

このような事象は、知らず知らずのうちに多くの方が経験していることでしょう。

マーケティングにザイオンス効果を使う方法

ザイオンス効果は、小売業のマーケティングに応用できる行動心理学です。具体的にどのような方法で、ザイオンス効果を利用するのかを解説します。

SNSを定期的に更新する

ザイオンス効果を使うのに、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSを更新するのは非常に有効な手段です。

SNSを利用しているユーザーは、お得な情報や有益な情報、楽しい情報、目新しい情報などを見つけ、次の更新も期待してフォローします。

フォローしてくれたユーザーは、SNSを更新するごとにお店の情報を繰り返し目にすることになります。

SNSは気軽にコミュニケーションが取れる場でもありますから、積極的にフォロワーとコメントを通じて接触することも可能です。

このようにSNSでの接触回数を増やすことで、お店を好きになってくれる方を増やせます。

メールマガジンを配信する

メールの配信もザイオンス効果が出やすい媒体です。最近ならLINE@と呼ばれる、LINEアプリを利用した配信方法もあります。

例えば、お店のホームページにLINE@やメールマガジンの登録先を準備しておいて、お店の最新情報や商品の情報、クーポンの配布などを名目に登録を促します。あとは定期的に配信するだけで、ザイオンス効果が期待できるのです。

ザイオンス効果は短期集中が効果的

ザイオンス効果を高めるために意識したいポイントとして、接触の頻度に注目しましょう。

できるかぎり短期間に集中して見てもらうことが、ザイオンス効果を発揮しやすい状態になります。

例えば心理学的に、1ヶ月に1回しか目にしないものには興味を示さない場合が多いですが、短期間に何度も目にするものは興味を持ちやすいのです。

そして、ザイオンス効果には非常に優秀な一面があります。それは、一度ザイオンス効果によって得られた好感は、短期間で消滅することなく、長期的に持続するといわれているのです。

このことからすぐに購買や来店につながらなくても、今後の購買行動や来店行動につながることもあるといえるでしょう。