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巣ごもり消費とは?外食業界にとって追い風となるか

新型コロナウィルスの影響は続き、外食産業にとっては厳しい日々が続いています。ですが、ステイホームは新たなビジネスモデルを作り出し始めました。今回は巣ごもり消費に焦点を当ててみたいと思います。

巣ごもり消費とは?

巣ごもり消費とは、自宅にいながらショッピングや食材のデリバリーを使うことで消費を楽しむ消費のことです。ステイホームによって店舗での販売や外食を楽しめない消費者が、ネットを使って消費する。これまでの消費とは真逆のスタイルと言えるでしょう。

消費者が巣ごもり消費をする一番の理由は、やはり新型コロナウィルス感染への恐怖でしょう。有効なワクチンはいまだ開発段階な上に、軽症であっても後遺症が残るケースが出てきたことで、消費者の多くは外出=怖いという意識を持つようになってしまったからです。

外食業界の新たなビジネスモデル

巣ごもり消費が外食業界に大きな痛手になったかと言うと、一概にそうとは言えません。なぜなら、自宅にいても美味しい物を食べたいと願う消費者の欲求が消えたわけではないからです。

店舗での営業が難しい外食業界と、自宅で外食気分を味わいたい消費者の欲求は見事に一致しました。苦肉の策として始まった各店舗のテイクアウトメニューやデリバリーサービスは、消費者から大好評となります。

日本ケンタッキー・フライドチキンの例を見てみましょう。食品産業新聞社の記事によると、緊急事態宣言発令後のケンタッキー・フライドチキンの売り上げは、都心部や観光地では落ち込んだものの、地方を中心に前年比で大きく売り上げを伸ばしました。

ケンタッキー・フライドチキンでは元々売上の7割がテイクアウトでしたが、今では9割近くまで成長しています。

デリバリーサービスの変化

デリバリーサービスの中では、ウーバーイーツの飛躍に注目が集まっています。ウーバーイーツは、都心部を中心に展開しているデリバリーサービスです。消費者がネットから注文を入れると、ウーバーイーツの配達員が店舗まで商品を取りに行き、そのまま自宅まで配達してくれます。ウーバーイーツは、今やステイホーム中の消費者と外食店舗の架け橋へと進化しました。

地方ではタクシー会社が買い物を代行するなど、デリバリー業界は変革の真っ只中です。今後、どのようなニーズが生まれてどのようなサービスを提供するか、各企業は次の一手を模索し続けています。

安心と安全を提供するために

政府の対応、消費者のニーズはこれからも変化してくるでしょう。新しいニーズが生まれることは決してネガティブなことではありません。新しいニーズが生まれれば、必ず新しいサービスが必要になるからです。

より柔軟により早くニーズに応えることで、企業は先行者利益を享受できるはずです。難しい舵取りが続きますが、この大きな波をチャンスに変えてみてください。