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日本市場で拡大し続ける韓国コスメ人気はもはや、若い世代だけのものではない

韓国は国を挙げて「美容」に力を入れており、「美容大国」「整形大国」との呼び名を全世界に知らしめていることは周知の事実だろう。

いまだからこそ「韓国コスメ」と称して、イニスフリーやエチュードハウスといったブランドが人気を博しているが、そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった。

そこで今回は今なお日本市場で拡大し続ける韓国コスメの魅力と、その目覚ましい世界進出を後押しした背景に迫ってみようと思う。

韓国が勝負をしかけたのは他国にない〇〇

いくら韓国が美容大国で「美」に力を注いでいるといっても、海外進出となれば話は別だ。

日本の世界的化粧品メーカー「資生堂」をはじめ、米国の「CHANEL」や「Dior」などの企業が名を連ねるスキンケア市場において、韓国企業が正攻法で参入したところで勝ち目はほぼないだろう。

一見諦めてしまいそうなこの状況下において、韓国企業は米国や日本の企業が持ち合わせていなかった大胆な発想や独特の着眼点を武器に勝負を仕掛けたのだ。

たとえば食事をしても塗りなおしがいらない「ティント」。それひとつで下地や日焼け止め、ファンデーションといった役割を果たしてくれる「BBクリーム」。

そう、いままでありそうでなかった絶妙なポイント、そこに韓国企業は目を付けた。

その目新しさと品質の良さから韓国コスメが一躍人気を博すまで、そう時間はかからなかったことは言うまでもないだろう。

韓国コスメは「体験」を大切にしている

韓国コスメは「体験」をモットーとしている。

使いやすさと高級感を兼ね備えたデザインが多く見受けられるスキンケア業界において、韓国コスメはあえて見た目のインパクトを重視した。

一見奇抜にも受け取られかねないパッと目を引く配色、店舗もSNS映えを意識したデザインが多く見受けられるほど。

各店舗でも実際に化粧品を体験できるイベントを積極的に実施しており、入店する際にちょっと構えてしまいがちなコスメショップのイメージを覆したともいえるだろう。

価格設定も手ごろな値段に設定しており、女性にとって韓国コスメは「身近なもの」であるといったイメージを定着させることにも成功している。

韓国コスメ人気はもはや若い世代だけのものではない

韓国コスメが話題になり始めたころは、あまりお金に余裕がない10代から20代の女性をターゲットにしているイメージが強かったかもしれない。

だが、いまでは韓国コスメは若年層に留まらず40代以上の女性からも熱い支持を受けており、幅広い世代を顧客として取り込むことに成功している。

そんな韓国コスメ市場はいまもなお急速な勢いでシェアを広めており、その勢いはとどまるところをしらない。

大手企業が独占しており、新規参入が難しいと思われたスキンケア市場。

韓国コスメは「今までにない着眼点」「SNS映え」「体験」をキーワードに新たな風を巻き起こした。

これから何かビジネスを起こそうと考えている人にとって、韓国コスメの事業戦略は要チェック事項の一つといっても過言ではないだろう。