Retailers Place
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立地に頼った顧客確保が既に時代遅れに?「質」が求められる現代消費者事情

店頭でのビジネスに於いて何よりも大切とされる立地。
お客に足を運んでもらってこそですので、足を運んでもらいやすい立地に店舗を構えた方が見込み客が増えるのは言うまでもありませんが、その一方で好立地はテナント料も高くなりがちです。そこで求められるのが、立地だけに頼らない顧客確保です。

果たして「立地が大切」は本当なのか

2018年7月大阪国税局によって一つのたこ焼きやが摘発されました。大阪城天守閣のそばにあるたこ焼き屋経営の店主が、およそ1億3,000万円ほど脱税していたとのこと。8個600で販売しているたこ焼きの売り上げを申告せず、1億3,000万円ほど脱税していたと。つまり、実際の売り上げは更に大きなものだったことでしょう。
このニュースに、ネット上には「脱税は悪いこと」といった指摘と共に、「やっぱり飲食店は立地が大切だ」との声が多々見受けられました。
いわゆる「普通のたこ焼き屋」も、インバウンドで観光客でにぎわう大阪城天守閣の前であれば、大きな利益が出るということです。この話からも、如何に立地が大切なものであるかが分かるのではないでしょうか。

立地に頼らずに人気店となったお店もある

一方で、決して好立地とは言えないものの、人気を集めているお店は決して少なくはありません。車でなければアクセスできないような場所や、最寄り駅から数十分も歩かされるような場所、目立たない路地裏や通りの死角となっているような場所…。これらのお店でも人気店として多くのお客を集めているお店もあれば、逆に好立地ではあっても集客に苦戦している店舗もあります。

サービスの質>立地

どれだけ立地が良くとも、肝心のサービスそのものが需要を満たしていなければ、見込んだほどの集客は望めないことでしょう。特に今の時代、質を求めている人が増えています。良いものであれば、多少立地が悪くとも利用してみたいと思っている人も多いです。
この点に関しては取扱ジャンルによって多少違いがありますが、立地の悪さを埋めるだけのクオリティがあれば、集客を見込めますし、むしろ立地が悪いにも拘わらず、集客を集めることで、SNS等で話題を集める可能性もあります。
その点では、現代消費者事情を踏まえると、立地が良いに越したことはありませんが、立地の悪さは十分に埋められるものであると考えて良いでしょう。
「サービスの質」に自信があるのであれば、まずはそこまで立地が良くはない場所に出店し、ブランディングを高めてから好立地に進出する流れも戦略の一つとなるはずです。