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SNS世代とのフードロス問題にどう向き合うべきか

2017年に「インスタ映え」という言葉が流行語大賞として選ばれてから数年が経ち、いまでは世の中に広く知れ渡る一般的な言葉として定着しました。

とはいえ、インスタ映えの広がりと共に「フードロス」という深刻な問題がたびたびメディアで取りざたされるようになったこともまた事実です。

InstagramをはじめとしたSNSで注目されることだけを目的として食べ物の撮影を行い、撮影した後はロクに食べずにそのまま店を後にする客は今もなお増加傾向にあると言われています。

そこで今回はSNS世代とのフードロス問題にどう向き合えばいいのか、よい対処法はあるのかについてまとめてみました。

フードロスが増加傾向にある背景とは

フードロス問題に対する対処法を見ていく前に、そもそもなぜフードロス問題が増加傾向にあるのかについて簡単にご説明します。

フードロスが増えてしまった要因はいくつか考えられますが、その中でも主な原因として以下の2点が挙げられるでしょう。

  • ファッションフード化が極端に進み過ぎた
  • 共働き世帯の増加による食育の不足

「ファッションフード」とは食文化研究科として知られる畑中三応子氏が生み出した言葉で、アクセサリーや洋服などと同じような感覚で消費される食べ物のことを指します。

SNS映えをもくろむ消費者が悪いのはもちろんながら、SNS映えによる来客を見込むためにファッションフードを売り出しているお店が増えていることも原因のひとつといえるでしょう。

また、昨今では共働き世帯の増加に伴って本来家庭内で行われるべき食育の機会が減ってしまっていることもフードロスの背景として考えられます。

自分の目の前に並べられた料理がどのように育てられ、収穫され、目の前に出されているのか。

その過程を考えることができなくなっているとしたら、それはとても悲しいですよね。

フードロスを防ぐためにできること

では、これから飲食店はどのようにフードロス問題と向き合っていけばよいのでしょうか。

飲食店が気を付けるべきは、インスタ映えによる集客を狙おうとしない、インスタ映えになってしまいそうなメニューを避けるといったことに集約されます。

具体策として過剰な大盛りメニューを避けることはもちろん、悪意があると判断される食べ残しについては罰金を設けるなどといった事が挙げられるでしょう。

また、食育も兼ねてお客さんに食べ物の大切さを伝えることができれば、他店との差別化にも繋がります。

飲食店で過度に食べ残しが発生すると、当然ながらその廃棄にかかる費用もかさみますので、コストの面を考えてもフードロスを未然に防ぐことが何よりも大切です。